呑歩記其ノ漆拾伍、吉祥寺

いったい何が正義なのかという問題になりますと、核兵器から遠いものほど正義になっているんですな。力が弱ければ正義量が増すんですから。 男よりも女のほうが正義なんだ、女は男より弱いですからね。子供は女より弱いですから、子供は女より正義量が高いんですね。 そうすると、世論を支配するものは、いつもの正義量の高いものだから、女子供の理論で支配される。 女子供の理論は、「これはいやだ」、「もっとほしい」、「ドレスがもっとほしい」、おもちゃ一つやったら、「もっとほしい」。現状はみんな不満なんです。 女であることはいやだ、子供であることはいやだ、現状を全部変えたいとなる。
- 三島由紀夫『政治行為の象徴性について』

草食系男子といふ言葉を初めて聞ひた時、日本の青年男子諸君は菜食主義者に成つたかと思つたが、どうやら違ふやうだ。 亜米利加に行つている間に日本男子は日教組に腑抜けにされたか。 「海外出張には行きたくない、危ないから」、「楽して稼ぎたい、ワーク・シエアリングお願ひします」、「小遣いが足りない、子供手当て下さい」。 そんな輩をみていると、ついついかう言いたくなるのである。「貴様ら、それでも軍人か!」

サトーの前に新しひ焼肉屋できたから行つてみつか。六時前でもテーブル席は一杯。「カウンター席で宜しいか?」、「いいよね」。 吉祥寺は焼肉屋が大変多い。まあ、チエーン店の焼肉は味は何処もそれなり。でも安いから明日の日本の未来を担う若者が席が空くのを待るてゐる。 サラダ、たん塩、はらみ、ぎあら、ユツケジヤンで腹一杯。今日は梯子酒訓練の日なので酒は麦酒と抹茶ハイで切り上げる。 「はらドーナツ行きたい」、「了解」。もう店は終わつゐたが店の場所は確認。今度来やうね。吉祥寺駅へ戻る。さてと、次は何処行こう。 ハモニカ。キッチンで一杯。本当に一杯ずつだけ呑む。ちよつと食いすぎたかな。摘みは枝付き干し葡萄。「あつ、工作員いるじやん」、エイヒレで立ち飲み。 今日は寒い。熱燗にしやうか。ここの熱燗はグラス酒。渋いじやん。摘みは芋煮込み。美味いじやん。工作員が挨拶に来る、「いつも御世話になつてるんですう」、礼儀正しいじやん。 此処も一杯で退散。本当に今日は寒いからねえ。最後は御洒落にカクテルでも呑もうか。Funky満席。五分待つて二階席へ通される。Funky初挑戦の梯子酒予備隊も店の雰囲気は気に入つたやうだ。 渡り蟹のパスタを摘みにバーボンとマルガリータ。「ああ、氷がまあるい」、「やつぱ御洒落だ」。今日は無事四軒制覇して梯子酒訓練も無事終了。次は横浜辺りで梯子酒やりたいねえ。 今宵も醉つて候。QED

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