呑歩記其ノ廿陸、吉祥寺
- 醉処 吉祥寺「ハモニカキッチン」
- 醉日 平成二十二年五月十六日
- 醉人 新宿系
日曜の吉祥寺。凄まじい人の多さ。少子化の筈だろ。本当に子供手当て支給するなら東京都民には出すな。
東京にこれ以上人が増えたら電車に乗れなくなるぞ。地方分権つて過疎化の地域はどうすんだ。
道州制やりたいなら過疎化の地方にだけ子供手当てを支給しろ。
などと一人でぼやきながら新宿系とハーモニカ横丁へ行く。春の日差しがまだ眩しい時間。でもちよつ呑んじやおうかな。
ランチ麦酒と云う言葉もあるくらいだから昼間から呑んでも罰は当たらないでせう。本日はハモニカキッチンで呑んでおります。
ポカポカ陽射しの差し込む二階のカウンター席で先ずは生麦酒を戴く。何て贅沢なんでせう。
おつまみは何にしようかな。「今週のメニユーの豚の角煮下さい」。「あっ、それは夜のメニユーなんですよ（まだ早えんだよ！）」。
「あら、そうなの。じやあモツ煮ちようだい」。「モツ煮もまだですね（まだ煮込んでんだよ！）」。
そうだよね。だつてまだ午後三時だもんね。店のおねえさんに諭されて、生野菜、生ハム、オリーブを頼む。
「あれつ、オリーブつてさ、どうやつて食べんの？」。「楊枝か何かで刺して召し上がれますよ（口で食うんだよ！阿呆かつ！このおつさん！）」。
そりやそうだよね。店のおねえさんに諭されたついでに葡萄酒も呑んじやおう。大体最近の日本は貧乏くさくていけませぬ。偶には贅沢も良いじやあないですか。
でも明日は仕事だし、昼間から余り呑んでたら唯のアル中のおつさんになつちやうから今日は軽く切り上げます。
街を暫くぶらついてから新宿系にケーキと珈琲をご馳走になりました。有難う！次回吉祥寺に来たら今日見つからなかつた店に行きませう。
今宵も醉つて候。
