- 醉処 横濱「長城飯店」、「紅とん」、「（ワインを呑んだ店）」、「招き猫」、「平沼ベース」
- 醉日 平成二十二年十二月三十日
- 醉人 横濱酩酊團
当節、諸有司兎角勘弁々々と御申し立て、万端御省略なされ候は、御尤もの至り、しかし勘弁と申すも、行く行く御国にて金貸しなされ御趣意にてはこれ有るまじく、
文武の道・忠義の筋御振り立てのためと愚推し賜り奉り候。さすれば、御省略の中よりも、必要有益の品だけは制作建営なされず候ては相成り申さず、方今諸蛮朶頤の折柄、
既に剝床の勢ひ眼前にこれ有り候に、今年は夷狄来らず、明年は戦闘始らずと思召され、調練も半途、銃砲も不備、弾丸・薬料等も多くは貯へず、実に緩慢の至り。
昔より変は不測に起り候者にて、今夜もしくは只今にも、いかなる不慮のこと出来候哉は計りがたく候。その時、これまで省略々々と申すこと千万繰返し仰せられ候とも、
益に立ち申すべからずと、恐れながら存じ奉り候。
- 橋本佐内『為政大要』
安政四年（一八五七年）の橋本佐内先生の意見書は語る。倹約だ倹約だとばかりぬかして何も造らず、諸外国が日本を手中にしようと虎視眈々たる昨今、危うい時態が眼前に迫つても
、今年は外国人はやつて来ないだらふ、来年はまだ外国人との戦闘は始らぬであらふなどと都合よく考へ、有事の際の軍事訓練は中途半端、兵器も不充分、弾丸・火薬も足りませぬ。
昔より変事とゐふのは思いもよらぬ時に勃発するのである。
さて、二〇一〇年も終わるが今の日本は百五十年前と同様にヤバイじやありませぬか。周りを良く見てごらんなさい。既に外国人だらけでせう。
右向け右でグローバリゼーシヨンだと言つていた保身に走つた企業は自ら日本から出て行つた。バイバイ、ソニー。グツドバイ、ユニクロ。さやうなら、トヨタ。
これじやあ日本の就職難も当たり前だのクラツカー。しかも今の政党は外国から攻撃されても目を瞑つて見えない振りをする。お前ら学生運動やつてた時、火炎瓶投げてたんだらう。根性見せろや。
仙谷はどう考えても軍人か民兵の支那船長を釈放したり、つい口を滑らして自衛隊を極左用語で暴力装置と罵つたり、専業主婦を病気だと言つてみたり。訳分からんな、この爺さん。
恒例の年末行事、横濱呑み歩き。阿呆な政治はほつといて本日は横濱酩酊團と昼間から呑み倒します。ぼつ、ぼつ、ぼくらは横濱酩酊團。
先ずは中華街でランチ。中共は大嫌いだが中華街は大好き。余談ですが、支那人は日中戦争時に強すぎる日本兵を指して「日本鬼子」と呼ぶようになり、戦後は日本人に対する蔑称となつたやうですが、
鬼子つて強そうでいいじやん。もつと言つて！。あたいを鬼子と呼んで！。メイン・ストリートから路地に入つて小さな店に入る。旨いんだよ、かういう小さな店が。
「やつぱ紹興酒？」、「あたし紹興酒駄目なんです」。よし、男二人で紹興酒一本空けやう。ノルマですから。料理ちよつと頼み過ぎたかな。満腹。
今日まで仕事だつた團員も無事合流。「このチヤイナ・ドレスかつこいいじやん」。議員会館で使用したコピー機のリース代・運搬・回収費をちよろまかした仕分け女は嫌いでもチヤイナ・ドレスは好き。
「何か安いよ」、「普通そんなの買つて貰つても着ないでしよ」。などと馬鹿な話をしながらマリン・タワーへ。「へえ～、綺麗になつたんだ」。展望台に登つて横濱を一望す。
散歩は続きます。次は赤レンガ倉庫。この辺は雰囲気が御洒落です。横濱ワールド・ポーターズでシヤツ購入。久し振りに服買つた。陽も暮れて、そろそろ野毛に出陣。
紅とんで焼とん。チエーン店のやうですが、結構いける。「メニユーのここからここまで焼いて持つてこひ！つて頼む？」、「俺、そんなに食えないかなあ」。
三谷藤夫といふ日本酒が旨い。御代わり頂戴。「そろそろ時間じやない、一大事じやあないの」、「まだ大丈夫です」。「じやあ、もう一軒」。
名前は忘れたが、伊太利亜のカフエつぽい店で赤葡萄酒を呑む。そろそろ記憶が怪しくなつてくる。團員一人を駅まで送る。「また、おじさん達と遊んでね～」。
その後、猫へ。一杯くらい呑んだのかな。店で寝てたらしいです。コンビニで買物して平沼ベースに帰還。チーかま食べたのとツーリングのDVDを観たのは憶えていますが、何を呑んだのかは憶えていません。
まあいつもの事ですが。横濱酩酊團の皆さん、今年も大変御世話になりました。来年も宜しく御願ひ致します。
今宵も醉つて候。
